デスクトップPCは2台あるが、モニターが1個しかない、或は、普段はデスクトップ用に使用しているモニタを、ノートPCに接続して大画面で作業したい場合がある。例えば、自分の場合は、テレワークで自宅作業時間が増えたので、仕事用のノートPCの画面を個人用デスクトップのモニターに接続したい。
個人用PCから仕事用ノートPCへHDMIケーブルを差し替えれば良いのだが、毎回、この作業を行うのが結構面倒くさい。特に、作業スペースが小さい場合は、色々物を動かしたりする必要があり、かなり億劫。 よって、ケーブルの差し替えなしでモニターを切り替える方法を模索した。
で、思いついた方法は・・・
- 片方のPC はHDMIで接続、もう一方のPCをD-sub or DVIで接続
- HDMI端子を2個搭載したモニターを購入
- HDMI切り替え器を使用
3はお手頃な価格で実現出来そうなので、これに決定。
1だと直ぐ実行出来るが、ダサいので却下。
2でも良いが、自分の場合、HDMI端子モニタを購入する必要があり。1万円ちょっと払えばDELLやBenQのモニターを購入できるが、どうせならば、いいモニターを選びたい。そうすると高額になるので却下。
HDMI切り替え器(HDMI Selector)とは?
1台のモニターに複数台の機器(PC等)を接続し、それらを切り替えてモニターに出力する為の機器。モニターのHDMI入力端子の不足を解消してくれる。サンワサプライのHPの図がわかりやすい。
購入したHDMI切り替え器
今回購入したHDMI切り替え器は、サンワサプライSW-HD21。SW-HD21は2入力1出力のHDMI切り替え器。つまりSW-HD21には、画面に映し出したい機器2個(PCやゲーム機器等)を接続しモニターに交互に映し出す事ができる。お値段はAmazonで¥2,053とお手頃価格。
3入力1出力や、2出力のHDMI切り替え器もあるが今回はこれで十分。
SW-HD21の使い方
使い方は簡単。入力①、入力②に画面に映したい機器をHDMIケーブルで接続して、出力端子に接続したHDMIケーブルをモニタに繋げるだけ!(HDMIは別売り)。あとは画面に映したい方を切り替えスイッチで選択するだけ。
自分の場合、入力①に仕事用のMacBook、入力②に趣味用のデスクトップ(Ubuntu14.04)を接続。問題なく使用出来ている。入力①にVAIO、入力②にデスクトップ(Ubuntu14.04)でも問題なく使えた!
SW-HD21を使ってみた感想
問題なく動作する。個人的には大満足。兎に角、ケーブル差し替えに比べたら切り替えが楽。
不満な点を強いて挙げれば、下記の2点。
・画面が切り替わるまでに2-3秒程度かかる事。
・後で起動した機器が優先されてモニタに映し出される事。
これらを加味しても、値段の安さと、ケーブルの差し替え作業から解放されるメリットの方が断然大きい。
HDMI切り替え器導入のメリット・デメリット
メリット
- 作業が捗る
- 肩こりが減少し健康的
テレワーク制度の導入で自宅作業が多い。自宅では小さな画面で作業していたが、モニタと簡単に接続できるようになった事で、大きな画面でストレスなく作業で出来るようになった。特にプログラミング。
常時大きなモニタで作業出来る環境になったので、小さな画面と長時間睨めっこして猫背になる時間が減った。ノートパソコンやスマホをいじる時の前屈みの姿勢は、首ヘルニアの原因になるそうなので、大きな画面で常時作業出来るメリットは健康面で大きい。
デメリット
- 余計な配線が増える
配線が増えるため、机の上が少し汚くなる。
まとめ
1個のモニターを2台のPCで共有する為に、HDMI切り替え器SW-HD21を購入。
モニターのHDMI端子が1個だけでも2台をモニターに接続可能で、切り替え器のスイッチを押すだけで画面切り替えが可能。
HDMI切り替え器は概ね数千円で購入で、コスパがとても良い。HDMI端子が2個あるモニターを購入するよりも、先ずはHDMI切り替え器の購入がオススメ。