仕事効率を高めるMac用のアプリを紹介します。
Macには多くの便利な機能が備わっており、操作方法に慣れてしまえばデフォルトでも十分使いやすく、効率良く作業出来ます。
デフォルトでも十分使いやすいMacですが、追加でアプリをインストールして自分用にカスタマイズすれば、操作性は格段に向上し作業効率が向上します。
作業効率を上げる為に有用なMacOS用アプリは、無料なモノから高価なモノまで数多く存在しますが、ここでは、なるべく低価格で利用できるアプリを紹介します。
Google日本語入力(無料)
高い文字変換効率と豊富な辞書を有する日本語入力プログラム。
MacOs標準の「日本語IM」のライブ変換に馴染めない人にオススメ。
Avira Scurity(無料)
ウイルス対策ソフト。
ウイルスキャンは勿論のこと、ファイルやサイトが安全かのチェック、インターネット接続の暗号化、未使用のキャッシュファイルを削除し、ストレージ最適化も行ってくれます。
Magnet(250円)
ウインドウをキレイに整列してくれるアプリ。
Magnetを使えばウインドウをドラックするだけで画面の2分割、3分割、4分割サイズ、あるいはフルサイズにリサイズしてタイル状に配置することが出来ます。もちろんショートカットも用意されています。
Macに標準搭載のスプリットビュー(Split View)では左右にウインドウを2分割し配置することが出来ます。しかし、ウインドウを3分割あるいは4分割したり、ウインドウを上下に並べることはできません。使用方法は、ウインドウの左上端にある緑のボタンを長押して現れるポップアップメニューから選択するので、使い勝手は良いとは言えません。
Magnetは有料ですが、スプリットビューよりも使い勝手が良く、ウインドウ分割オプションも豊富な為、複数ウインドウでの作業効率が格段に向上します。
CheatSheet(無料)
アクティブなアプリのショートカット一覧を表示してくれるアプリ。
CheatSeetをインストールすれば、commandを3秒程長押しするだけでショートカットを表示してくれる。CheatSheetを使えばショートカットをネットで検索する手間が省けます。ショートカットを使いこなしたい人におすすめです。
Karabiner-Elements(無料)
キーボードカスタマイズアプリ。
Karabiner-Elementsを使用することで、キーの入れ替えを行い、Macのデフォルトのキーを別のキーに割り当てることができるようになります。キーカスタマイズによって自分に最適な入力環境を構築出来ます。
例えば、MacのcontrolはEmacs使用者には不便な位置にあり、caps lockと入れ替えたいところ。そのような時にKarabiner-Elementsを使えばcaps lockとcontrolを入れ替えることができます。単純なキーの入れかえだけでなく、複合キーのカスタマイズも可能です。また、キーボードごとに設定を変えることも出来ます。
Macのキー配列に馴染めない人、普段愛用しているWindowsキーボードやUS配列キーボードをMacでも使用したい人にはKarabiner-Elementsはおすすめです。
HyperSwitch(無料)
ウインドウ単位で切り替え可能なアプリスイッチャー。
ウインドウ単位でアプリの切り替え管理を行うことが出来ます。仮想デスクトップを使用時に、使用中のウインドウで起動しているアプリのみ表示し切り替える事が出来ます。option + tabでアプリ切り替えが出来ます。
macOSのスイッチャーはアプリ単位で切り替えを行うので、仮想デスクトップ使用時は、別のウインドウのアプリも表示され、アプリ切り替えが面倒です。
HyperSwitchを使用すれば、使用中のウインドウで起動しているアプリ間のみで切り替えができるので、作業に集中でき効率が上がります。
Manico(無料)
使用中のアプリを素早く切り替えるためのランチャアプリ。
Manicoを起動すると、option長押しでアプリ切り替えバーが現れ、起動中アプリのアイコン右上に”数字”または”アルファベット”が表示されます。そして、optionと表示されている数字またはアルファベットのキーを押すことででアプリを切り替えることが出来ます。
デフォルトのアプリケーションスイッチャーではアプリを切り替える為に何度もcommand + tabを押す必要がありますが、Manicoを使えば一発で使用したいアプリに切り替えることが出来ます。
Manicoでは表示モードが複数あり、Dock内のアプリを表示したり、指定したアプリだけ表示させるなどのオプションもあります。各アプリに好みのホットキーを割り当てることも出来たりします。
複数アプリを同時に起動しつつ、素早くアプリを切り替えたい人におすすめです。
ScrollReverser(無料)
トラックパッドとマウスのスクロール方向を逆にしてくれるアプリ。
ScrollReverserを使用すれば、トラックパッドとマウスで異なるスクロール方向を選択することが出来ます。
Macのデフォルトでは、トラックパッドとマウスのスクロール方向を別々に設定出来ません。デフォルトではスクロール方向はナチュラルに設定されています。トラックパッド使用時にはこれで良いのですが、マウスを使う時は少々使いにくいです。
マウスを使う時にスクロール方向の設定変更を行えば良いですが、毎回マウス使用後に設定を戻すのも面倒です。
ScrollReverserはこの問題を解決してくれます。MacでもWindowsみたいにマウスを使用して作業したい人はインストールしておくと良いでしょう。
Clipy(無料)
クリップボードの履歴を保存しコピペを効率化してくれるアプリ。
Clipyを使用すればm過去にコピペした内容を記憶されるので、その履歴を再利用することが出来ます。過去のコピー内容を再利用できるので、メールや文章作成の効率が上がります。テキストだけでなく、画像にも対応しています。
標準のクリップボードはコピーした内容が上書きされる為、頻繁に引用したい文章や画像が複数ある時は、その都度コピーをしなくてはいけません。Clipyを使えばこの手間が省けます。
単純な文章効率化だけでなく、アイディアを保存する為のツールとしても使る為、便利なアプリです。
SiteSucker(610円)
ウェブサイトを丸ごとダウンロードしてくれるアプリ。
SiteSuckerにURLを入力するだけで指定ウェブサイトをダウンロード出来ます。ウェブサイトで使用されているCSSファイルや画像ファイルもダウンロードされるので、オフライン環境でもオンライン時と同様のデザインで閲覧可能です。勿論サイト内リンクも辿れます。
昔見つけたウェブサイトにアクセスしたくても案外辿り着けない事があると思います。アクセス方法を忘れたり、サイト自体が消滅してた、なんてことは起こりうることです。Pocket等を用いればページ単位での保存は可能ですが、サイト全体を保存するのは大変です。
気になったウェブサイトをSiteSuckerで丸ごとダウンロードしておけば検索の手間が省け、サイト消滅の危機に怯えなくて良くなります。貴重な資料が手元に有るのと無いのでは、作業効率に雲泥の差が出ます。
また、海外フライト等でインターネットを長時間使えなくなる場合にもSiteSuckerは役立つでしょう。
AppCleaner(無料)
アプリのアンインストールと関連ファイルの削除を行ってくれるアプリ。
削除したいアプリをAppCleanerにドラッグ&ドロップするだけで、アプリのアンインストールと関連ファイル削除が完了します。
Macでアプリのアンインストールは、アプリのアイコンをゴミ箱に移動するだけで完了しますが、関連ファイルが残りアプリの初期設定や環境設定情報は残ります。そのため、アプリを再インストールしても以前の設定が残っていることもあり不都合が生じることがあります。
AppCleanerを使用すれば関連ファイルもキレイに削除されるので、簡単にアプリを完全アンインストールすることができます。
CloudMounter(無料)
Dropbox、Amazon S3、Google Drive、OneDrive等のクラウドストレージをMacにマウントしてくれるアプリ。
CloudMounterを起動すると利用可能なクラウドサービスが表示されます。使用したいサービスを選択しユーザ名とパスワードを入力するだけで、クラウドストレージがMacにマウントされます。マウントされたクラウドストレージはFinderから操作可能で、あたかも自分のMacのHDDのように扱うことが出来ます。
クラウドストレージは、複数デバイスでデータ共有ができて便利な一方、アクセスはWebブラウザ経由か、個別アプリをインストールする必要があり手間が掛かります。複数サービスを併用したい時は特に不便です。
しかし、CloudMounterを使用すれば複数のクラウドストレージを同時にマウントすることができ、且つ、サービスの違いを意識せずシームレスにファイルを移動することが可能になります。
無料版ではサービス毎に1アカウントまでしかマウント出来ませんが、それでも非常に便利なアプリです。