今、プログラミング言語「Python」が人気沸騰中です。
Pythonは近年話題の機械学習や深層学習(ディープラーニング)等のAI分野、データサイエンスやWebアプリ開発で多く使用されています。
Google等の有名企業などでもPythonは社内標準言語として使用されていたりするくらい、世界中で人気があり、需要があるプログラミング言語なんです。
プログラミングはやったことないけども、近年AIブームで大注目のPythonをこれから学んでみたい方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
プログラミングを始めるのに、まずは本を買って勉強!と思う方は多い思いますが、書店に行けばPythonの本がたくさんありすぎて、どれにすればいいか困ってしまう、というプログラミング初心者の方は結構多いはず。
そこで、この記事では、プログラミング初心者におすすめのPython入門書籍を紹介したいと思います。
入門書を選ぶときのポイント
初心者がプログラミングを学習するときに重要なのが、高度な内容は覚えるよりも、基礎的な内容をしっかり理解して、プログラミングに慣れることです。
プログラミングの書籍を選ぶ時にもこれを意識して、基礎的な内容がわかりやすく書いてある本を選んだほうがいいでしょう。
例えば、O’Reillyから出版されているような専門的な本から始めると間違いなく挫折します。O’Reillyから出版されている書籍は良書が多いですが、初心者向きではない本が多いです。

イラストが豊富で、簡単な言葉で丁寧に解説されている本から始めるのがベストです。簡単な内容から始めて、徐々にプログラミングに慣れていくと良いでしょう。基礎がしっかり固まれば応用的な書籍もよみすすめられるようになります。
初心者におすすめのPython入門書籍
スッキリわかるPython入門
どうやってPythonを始めたらいいかわからないという方には最適の本です。
会社の上司が、文系出身の新入社員と新卒3年目のマーケティング部の社員にPythonを教えるという設定で、会話形式で進んで行きます。
Pythonのインストール方法、各コードの説明が超丁寧に書いてあります。プログラミング自体が初めて、という方は「スッキリわかるPython入門」がおすすめです。
「なぜこうなるのか?」をものすごい丁寧に説明してあり、プログラミング特有の小難しい表現は出てこないので、初心者でも挫折せずに読み進められます。
Pythonの基礎的な文法は一通り網羅しているので、この本をしっかり読めばPtyonの基礎はしっかり身につくでしょう。
また、Pythonの実行環境は、データサイエンス界隈で標準となっているJupyterLabを使用しているので、今流行りのJupyterLabの基本的な使い方も一緒に覚えられます。
いちばんやさしいPythonの教本
小さなアプリ(簡易的なチャットボット)を作って行くことで、Pythonの基礎を学習します。
アプリに少しづつ機能を追加していくので、なぜこの作業が必要か?いま自分は何をやっているのか?をちゃんと理解しながら学習を進められるのが良いポイントです。
この本では、Pythonの基礎をしっかり学べますし、アプリを作り進めるので、サーバーサイド開発まで触れることができます。Pythonでこんな事ができるのか!と夢が広がります。
もちろん説明もすごい丁寧で、WindowsとMacでの環境構築、コードや出力の各要素の細かな説明もあるので、初心者でもつまずくことなく読みすすめることができます。
初めてPythonに触れ、何かアプリを作ってみたいという人には良い取っ掛かりになるでしょう。
Python 1年生 体験してわかる!会話でまなべる!プログラミングのしくみ
ヤギ博士とフタバちゃんという、可愛らしいキャラクターが対話形式でPythonの解説を行います。
知識がゼロの方を対象にした本で、豊富なイラストと短いコードで基本的な構文を丁寧に解説してくれて、とてもわかり易いです。
最後の方ではGUIアプリの作成や、簡単な人工知能(AI)アプリを作成するので、Pythonの基本文法を学びつつ、アプリ開発も体験できます。
スラスラ読める Pythonふりがなプログラミング
Pythonの文法を優しい日本語に噛み砕いて説明してくれています。まさに、書籍のタイトルどおりです。
例えば
print( 10 + 5 )
数値10に数値5を足した数を表示しろ
のような感じです。
ソースコードに出てくる式や記号の意味がわからない!?とならないように、かなり丁寧に説明してくれています。
コードがどのような命令を出して実行されているか流れを日本語で説明しているのが活気的ですね。
カラーで文字の大きさや行間も丁度よく読みやすく、プログラミング未経験者でもスラスラ読み進められると思います。
あなうめ式Pythonプログラミング超入門
Pythonの基本文法をイラストを交えながら丁寧に解説しています。
この本の最も特徴的なのが、穴埋め形式の簡単な問題がついていることです。穴埋め問題は190問以上もあります!
内容をちゃんと理解できているかその場で確認できるようになっているので、着実に学習をすすめていくことができます。
書かれた内容を理解して覚えたつもりになっても、以外とすぐに忘れてしまいます。知識が定着したかしっかりと確認しながら読み進められるので、初心者にはオススメです。
まとめ
プログラミング未経験者向けのPython入門書籍を紹介しました。
プログラミングは本を読んだだけでは覚えられないので、本に書いてあるソースコードを写し(写経といいいます)ましょう。
繰り返し書いていると、”こうゆう時はこう書く!”というパターンが身につきます。頭で考えるより、手が覚えているという感じになります。なので、入門書の簡単なコードをしっかりと写経しまくりましょう。
紹介した書籍はいずれも超入門書なので、一通り読み終わったら、アドバンスな書籍を買ってPythonを本格的に勉強するといいでしょう。